thou1小説版について

THOUSAND統一正史(thou1)を小説化してみました。
まだSRCで言うところの第1話プロローグまでですが、ウルフ編の最後(7話くらい)までは書きたいなあと思っています。


↓thou1小説↓
http://ncode.syosetu.com/n3327bc/


以下、小説化にあたっての雑感。


本来、絵を描くことも文章を書くことも不得手な私が、自己表現するにはどうすればよいか。ゲーム制作(SRC)にたどりついたのは何故だったか、今はもう思い出すことはできませんが、絵一本、文章一本で表現するにはあまりにも拙い能力しか持っていなかったために、なんとかごまかせるのがそれだったのかもしれません。
thouの制作をとおして、話をつくること、ものごとを管理すること、継続することを学ぶことができました。
ただ今は、私の創作の目標が「自己表現」あるいは「自己実現」であるがために、"強い情動を引き起こすような物語"をつくることができているのか、疑問に思っています。
次回作のthou2(西方外征)は、たしかにいまの時点で、システムもビジュアルもthou1より進化していると思っています。しかし、物語はどうか。
thou1完結から時間が経ち、新たに物語を考えるちからを養っていない今では、「ただの続編」を書くことだけになってしまうのではないか。


thou1をもういちど見直してみることが必要ではないか。それはもういちど設定や伏線を把握することもそうだろうし、うまくいかなかったところを再考し、うまくいったところを分析することもそうなのではないか。
別の表現方法でthou1を見直すことも有用ではないか。そう考えての小説化です。


根幹は以前語ったとおり(http://d.hatena.ne.jp/koka_domain078/20110402#1301762361)で変わりありません。
おもしろいものを作る。自分を表現する。考えを伝える。
すこしやり方を変えてみるのも、また勉強になることが得られるのではないか。そう考えています。




せっかくなので、thou1で多少なりとも絵が描けるようになりましたから、挿絵をふんだんに入れれば差別化もできるんじゃないか、という浅はかな考えがありますので、目指すところは全話に絵を入れることです。
以上。