THOUSAND統一正史

  • 第13話19KB

プロローグ途中まで。


もし何か創造的な行為を行う場合、驚天動地のアイデアで一夜にして創造できるものもあるだろうが、大体の場合はいくらかの時間を必要とする。
作業を極限まで効率化することも可能だろう。ただ、その場合には手順のマニュアル化、あるいは人員が必要となってくる。ただし、人員の確保には相応の手間がかかる。募集作業、モチベーションや目的の共通化、進捗状況の確認etc・・・
結局の場合、創作行為というものは、独力でやる場合、長い時間を必要とするものなのだ。


この時何をどうすれば良い物が作れるか、考えてみると、それは「イメージすること」に帰着するのではないかと思う。
さらに具体的に言えば、「イメージしたことをアウトプットしてみる」ことが必要ではないか。


要は、アイデアを書き留めることだ。雑多なアイデアをうまく管理することができれば、いわゆる「引き出し」というものが脳みその範疇を超え、よりバラエティーに富んだ表現や話の展開・構成が可能になるのではないか。
それは一言とか単語ではなくて、その時浮かんだイメージが後から想起できるようにより具体的であれば良い。図表や絵を用いるのも効果的だろう。


今回、テキストデータや紙上で、様々なメモを取り、それらを参照しつつ制作を行っている。
まだまだ活用しきれていない部分もある。おそらく、使えそうなアイデアがどこかに埋まっていることだろう(何ヶ月も前に思いついたアイデアの存在さえ忘れているかもしれない)。


より良い物を作るための方法論を考えてみる、という話。